【アノコノ♯1】合言葉はメェ~ルシ~🐏 ~三星毛糸 代表取締役社長 岩田真吾さん~
ひつじが1匹🐏 ひつじが2匹🐏🐏・・・・
眠くなってきたそこのあなた!いつもお疲れさまです!!
まずはゆっくり休んでから、岐阜県にあります、ひつじとなかよしな三星毛糸の岩田社長のインタビューをご一読ください。
1.御社のおしごと、教えてください
――― どんなおしごと、されていますか。
創業130年を超える繊維企業です。ウールを中心とした天然素材の特長を引き出す技術で、国内に留まらずLVMHグループやKeringグループなど、世界に名だたる一流ブランドにも生地を販売しています。
また、自社素材を活用したファクトリーブランド「MITSUBOSHI 1887」を立ち上げ、消費者への直販もしています。他にも、ウール再生循環プロジェクト「ReBirth WOOL」をはじめ、持続可能なファッション・ビジネスの創出にも挑戦しています。
2.経産局の最初の印象は、『ネガティブ』でした!(笑)
――― 当局とのおつきあいの歴史を教えて下さい。
10年近く前に初めて申請した海外展開を支援してくれる補助金の実績検査がファーストコンタクトでした。必要なこととはわかるものの、細かい指摘も多くて自分たちの事業に「ブレーキ」をかける人たちだと感じたのが本音です。なので、局に対して抱いた最初の印象は『ネガティブ』でしたね!(笑)
そのあとしばらく経って、局の『陽』にあたる人たち、いわば「自分たちの活動の『プラス』になる人たち」に出会うことができて、多くの支援事業や企画を始めるきっかけになりました。局の印象も『ポジティブ』に変わりましたし。
これから局とお付き合いしようという人には、『プラス』になる人との出会いをおススメしたいですね。
3.いろんな支援事業、活用されていますね
――― どの事業をご紹介したらよいでしょうか?
たくさんあるので、特にお話ししたい2つについて語らせてください。
1つ目は尾州・繊維産業DX推進コミュニティ、通称:ひつじDXです。経産省の新成長産業創出補助事業の採択を受けてはじめました。
内容としては、ざっくり尾州産地の繊維企業が直面している、DXを代表とした課題を解決するためのコミュニティを形成して、産地の中小企業同士で情報・経験・意見を交換できる環境づくり を目標にした事業でした。別業界の方からも注目されて、講演をお願いされたりしています。
もちろん自社にもリターンはありましたよ。これまでノートやホワイトボードを使っていた生産管理システムのデジタル化が進んだのが大きな成果でした。
2つ目は「アトツギ×スタートアップ共創基地 TAKIBI & Co.」です。
こちらも、経産省の事業再構築補助金を活用しまして、自社内の空きスペースにコワーキングスペースを整備しました。
さらに、このスペースを拠点にして、日本初のアトツギ(業態変革を志す老舗企業)とスタートアップ(新産業創出を目指す新興企業)の共創コミュニティ、通称:タキビコを発足しました。
地域内外の異業種13社をパートナーとして迎え入れ、月一回の定例イベントや相互の会社訪問、先進事例の視察ツアーなどを通じて、新規事業を次々作り出すことを目指しています。
この事業の中で、マッチングではなく「クロッシング」という造語を作りました。一時のマッチングではなく、長い期間関わるクロッシングがより重要だと思っています。
スタートアップをスタートアップだけでやったらダメだし、事業承継もそれだけではやっちゃダメだと感じました。それぞれのコミュニティは作れても、単独では大きく成長できないんじゃないか。
だったら、同じイベントに両者を呼んで一緒にやった方がいいじゃんと。このタキビコでその実験をやってみようと思っています。
4.「ひつじサミット」ってなんですか??
――― ひつじにまつわる、楽しいイベントを開催していると聞きました。
楽しいイベントといえば、「ひつじサミット尾州」ですね。
2021年から始めた「ウールの持続可能性をお伝えするだけでなく、産業観光を通して使い手と作り手を繋ぎ、地域が一体となって活性化し、事業承継のイメージアップと新しい担い手の育成」をゴールに見据えた事業です。
今年も10月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間で開催しますので、是非みなさん尾州産地に遊びにきてください。いっしょに盛り上げてくれる「ひつじ団」もクラウドファンディングで募集中です!
(インタビューした職員も「ひつじ団」に入団しました)
5.人材活用の教科書は「佐久間宣行のNOBROCK TV」?!
――― 企業にとって、人材活用は喫緊の課題と思われますが。
個人的な推しとしては、人材活用という課題に対して一番参考になるのは、YouTubeチャンネルの「佐久間宣行のNOBROCK TV」と思っています(笑)
例えば、「100ボケ100ツッコミチャレンジ」という企画では、芸人さんがひたすらボケてツッこむという内容なんですが、TVであまり見なくなったコンビも大活躍しているんです。
要は「人材を活用するには、才能(タレント)にあった活躍の場を準備するプロデューサーが必須」ということを教えてくれているんですよね。これは、芸能界だけではなく、われわれのようなものづくりの業界でも、どんな世界でも言えることだと思います。
人材活用に悩んでいるみなさんは、ぜひ一度NOBROCK TVをご覧になってください。
~ ★ ★ 企 業 情 報 ★ ★ ~
★MITSUBOSHI 1887_Concept Movie 2022_”WITH”(YouTube公式チャンネル)
★家業イノベーションラボ(エヌエヌ生命) × タキビコ ダイジェスト(YouTube公式チャンネル)
~~~ 会社情報 ~~~
会社名:三星毛糸株式会社
代 表:代表取締役社長 岩田 真吾
所在地:岐阜県羽島市正木町不破一色字堤外898
企業HP:http://mitsu-boshi.jp/