【NOW:No.01】「攻め」と「守り」の国際展開のために ~中部経済産業局 国際課のご紹介~
「国内事業が軌道に乗ってきたので、そろそろ海外展開を・・」、「でもどの国で始めたらいいんだろう・・」、「そもそも、登録とかって必要なんだろうか・・」 そんなお悩み、私たちにお任せください!
改めましてこんにちは!中部経済産業局 国際課です。国際課と聞くと、何となく海外に関わる仕事をしているようなイメージを持たれるかもしれませんが、実はその通りです!(笑)
ただ、訪問先の企業の皆さんや同僚からも「何となく国際的な仕事をしているんだよね」という認知しかされておらず、国際課の業務の魅力や奥深さが伝わっていないことがとてもさみしいです・・・
そこで、国際課の投稿では、皆さんが抱いているふわっとした国際課の仕事のイメージをクリアにするとともに、これから海外展開を目指す企業の皆様へ、有益な情報をお届けしていきます。記念すべき第1回の投稿では国際課がどんなお仕事をしているか、お伝えします!
1.お伝えしたい、国際課のお仕事
国際課のお仕事は多岐にわたりますが、分かりやすいように2つに分けてご説明します。
まず一つ目は企業の海外展開を支援する振興業務(攻め)のお仕事。そして、貿易管理を通じた規制業務(守り)のお仕事です。
どちらも中部地域の国際展開を進めるために必要な、大切なお仕事ですが、あまりなじみがないのでは、と思います。そこで、攻めと守り、それぞれのお仕事をざっくりご説明いたします。
2.海外展開のすゝめ ~攻めの巻~
国際課の「攻め」のお仕事を簡単に説明しますと、
地域の産学官と連携しつつ、中長期的な企業の成長を後押しするため、地域企業の海外展開の促進を進めています。インドをはじめとする地域企業において関心の高い国のビジネス情報の提供や現地活動の支援を行っています。
この「攻め」のお仕事により、中部地域のさらなるグローバル競争力の強化を目指しています。
3.海外展開のすゝめ ~守りの巻~
一方で、「守り」のお仕事を説明しますと、
製品・技術が軍事転用されるリスクに対して、外国為替及び外国貿易法(外為法=がいためほう)に基づく輸出や取引の規制を行っています。
特に中部地域には、金属加工をはじめとする高度なものづくり技術を有する企業が集積しており、平和や安全を脅かすおそれのある相手に対して製品・技術を流出させることがないよう、審査を実施しています。
この「守り」のお仕事により、産業界の技術や未来を守っています。
4.攻めと守り、矛盾していない?
このように、国際課では、海外展開を進めたい!という皆さんのための「攻め」の仕事と、日本の高度な製品や技術を海外に流出させない「守り」の仕事両方を担っています。
こうしてみると、海外への輸出を促進しようとしているのか、輸出を制限しているのか、「中部経済産業局さんよ、どっちなんだい?」と疑問をもたれる方も多いのではないでしょうか。
実は、両方大事なんです!
まず、「攻め」の姿勢だけでは、輸出する企業は足を掬われてしまいます! 私たちの「攻め」の仕事を活用して、海外展開を進めることはとても重要です。
ですが、グローバルな取引が拡大している現在、自社の重要な製品や技術情報が、意図せず軍事転用されるリスクがあります。また、企業の重要な資源である技術情報が流出してしまうと、競争力低下につながり、経営にも致命的な影響を及ぼしてしまうおそれがあります。
大切なことですのでもう一度お伝えします!輸出された製品が武器転用された場合、日本や世界の平和を脅かすのはもちろんのこと、企業イメージの低下に繋がります。また、技術情報が流出すれば経営に深刻な影響をもたらします!
このように、私たち国際課は振興業務(攻め)だけではなく、規制業務(守り)もセットで取り組んでいくことで、企業の皆さまの海外展開の成功を全力で応援しています!
5.もっと詳しく知りたいあなたに!
ここまでお読みいただいた皆さま、国際課の業務に興味を持っていただけたでしょうか?
国際課では、地域企業の海外展開支援や貿易管理をはじめとした、さまざまな業務を行っています。
次回以降の投稿では、当課が実際に行っている海外展開施策や、地域で海外展開をしているモデル企業の事例などについてご紹介していきます。お楽しみに!
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